六十干支(ろくじっかんし) 占い

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はじめに・・[十二支)]とは

「干支は何?」と聞かれると、「子年(ねずみどし)」、「丑年(うしどし)」と答える人がほとんどだと思いますが、どうして牛年・虎年ではなく、丑年・寅年などと、十二支にしか使わない読み方をするのか不思議に思っている人は多いと思います。実は、植物の成長の様子を1ヶ月ごとに割り当てたものが本来の十二支の意味だそうです。

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種になりこれから生命が誕生する状態 植物の成長が止まり、衰えてきた状態
種から芽が出ようとする状態 実がなり始める状態
土から芽を出した状態 実が大きくなっていく状態
茎や葉が大きくなる状態 実が熟した状態
茎や葉がよく育ち形が整った状態 植物が枯れている状態
植物が完全に成長した状態 植物が種に生命を閉じ込めた状態
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[十二支のもつ性格]

それぞれの漢字が本来表している意味は次のとおりです。

子(ね) 【子孫繁栄】正直で、曲がったことが嫌い。行動のひとつひとつに答えを求める。内申はかっかと激しく、情熱的。
丑(うし) 【転換、堅実】粘り強さと誠実。綿密に計画を立ててから行動する慎重派。スロースターターでマイペース。
寅(とら) 【始まり、才知】決断力と才知。好き嫌いがはっきりしていて勘がよく、判断がはやい。頑固。
卯(う) 【跳躍、家内安全】温和な性格で、話がうまい為、お世辞が無理なく言えるので世渡り上手。おだてに弱い。
辰(たつ) 【正義感と信用】活動的で行動力があり、嫌なことを根に持たず、裏表がない。プライドが高く負けず嫌い
巳(み) 【探究心と情熱】 執念深いと言われる蛇で、恩も忘れず助けてくれた人には恩返しを行うと言われている。
午(うま) 【豊作、健康)】陽気で派手好き。社交性や人気を表す。楽しい人が多いが、口の悪さが欠点。
未(ひつじ)【作物の実り、安泰】群れをなす羊は家族の安泰を示し、いつまでも平和に暮らすことを意味している。
申(さる)【器用で臨機応変】才能に恵まれ、先見性もあり、働き者。研究熱心で世話好き、他人に好かれて味方も多い。
酉(とり)【収穫、親切】商金銭面で運気が良い。一代で天下を取る運に恵まれている。反面、虚栄心が強く、移り気。
戌(いぬ) 【勤勉で努力家】正直で義理堅く、人なつっこい性格 反面、自尊心が強く、自分の考え方に固執する。
亥(い)   【勇気と冒険】 忍耐強く、向上心に富んでいる。頑張り屋の反面、頑固、臨機応変の対応ができないという欠点。

[六十干支(ろくじっかんし)]とは

古代中国から、日本に伝えられ 暦の表示などに用いられました。
十干(じっかん)は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素からなる集合と
十二支(じゅうにし)子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥を組み合わせた 「十干十二支」が 
干支(えと)=六十干支(ろくじっかんし)と呼んでいます。 十二支という風に使われる事が多いですが、十二支の由来を厳密に言うと、この二つは実は別物です
五行に当てはめて、木(もく、き)・火(か、ひ)・土(と、つち)・金(こん、か)・水(すい、みず)にそれぞれ当て、 さらに陰陽を割り当てています。

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[あなたの(六十干支)を、西暦から計算]

[2022年はどんな年?]

十干画像

「壬」と「寅」の関係は、「水生木」の「相生」と呼ばれる組み合わせで、これは水 が木を育み、水が無ければ木は枯れる。つまり「壬」が「寅」を補完し強化する関係となる。 これらを合わせ考えると、陰陽五行説から見た2022年の干支「壬寅」は、「陽気を孕み、春の胎動を助く」、冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれることを表している。

[十干の意味・読み方]

きの「え」、きの「と」、ひの「え」、ひの「と」と、それぞれの最後の文字が
「えと」になっています。干支をえとと読むのはここから来ています。
え=陽、 と=陰という意味があり、陰陽思想に基づいていると言われています。

十干 音読み 訓読み 意味 本義
コ ウ きのえ 木の陽 樹木に限らず、木を原料としたすべてのもの。 積極的、向上心、独立心
オ ツ きのと 木の陰 樹木、花、苗を意味。感受性が豊か、繊細な心
ヘ イ ひのえ 火の陽 熱い気、太陽を意味。率先して行動、活動的、情熱的
テ イ ひのと 火の陰 夜の街灯、電球、星を意味。情熱的で内面は繊細な神経
つちのえ 土の陽 山、堤防、霧の湿った気を意味。社交性、面倒見が良く、包容力がある
つちのと 土の陰 田園の柔らかい湿土を意味。調和、粘り強く地道、堅実的
コ ウ かのえ 金の陽 剛金、荒金、鉄銅を意味。世渡り上手、機転が利く、手腕がある
シ ン かのと 金の陰 金銀ダイヤを意味。神経が細かく、デリケート、辛抱強く、博識な勉強家
ジ ン みずのえ 水の陽 大河、海を意味。勇気があり、心が広い、競争心が強い
みずのと 水の陰 物体の中の水、静で澄んだ水の意味。慎重で落ち着き、慈愛に満ちた人